中古スマホを買うときに気をつけたい「対応バンド」とは?確認方法は?

中古スマホを買うときに気をつけたい「対応バンド」。

各キャリアで販売されるiPhone以外のスマホは「対応バンド」を気にする必要があります。

「対応バンド」とはめっちゃかんたんに言うと、

各キャリアの「得意な電波に対応しているか」

です。

例えば「docomoの得意な電波」を「キャッチできるスマホ」と「できないスマホ」があります。

逆に「auやSoftBankの得意な電波」を「キャッチできるスマホ」と「できないスマホ」もあります。

ということで、

「得意な電波に対応していないとどうなるのか?」

についてや、

「各キャリアが得意な電波は?」

といったことや、

「対応バンドの確認方法」

について解説したいと思います。

「得意な電波」をキャッチできないとどうなるのか?

「得意な電波」をキャッチできないとどうなるのか?

各キャリアは「広範囲に届き障害物に強い電波」を持っている

各キャリアは「特に得意な電波」である「プラチナバンド」というものを備えています。

この「プラチナバンド」どいう電波は、

  • 「広範囲に届く」
  • 「障害物に強い」

という特徴があります。

スマホにとって電波は命綱なので、重要であることがわかります。

この「特に得意な電波」の「プラチナバンド」をキャッチできないとどうなるのでしょうか?

得意な電波がキャッチできないと電波が入らない場所が増える

「特に得意な電波」をキャッチできないと、

「電波が入らない場所」が増えます。

具体的には、

  • 「山」
  • 「地下」
  • 「ビル街」

などで電波が入りにくくなります。

そのため「圏外になる確率」が上がります。

全く使い物にならないとまではいきませんが、間違いなく使いにくくなります。

各キャリアはAndroidスマホで(iPhoneは特別扱いです)、

「他社の最も得意な電波」を封じて使いにくくしています。

これは「乗り換えをしにくくするため」といわれています。

例えば「docomoで販売されたスマホ」は、

「auやSoftBankが得意な電波はキャッチできない」

ものが多いです。

反対に「auやSoftBankのスマホ」は

「docomoの得意な電波をキャッチできない」

ものが多いです。

つまり「SIMロック」を解除して他社でスマホを使おうとしても「使いにくい」のです。

これは「実質SIMロック」などと呼ばれています。

このような問題もあり、

「自分が使うキャリアや格安SIM」と「相性の良いスマホ」

をさがす必要があります。

次の項では「各社が特に得意な電波(バンド)」について具体的にみていきましょう。

各キャリアが「得意な電波(バンド)」は?

各キャリアが「得意な電波(バンド)」は?

各キャリアが使うバンド一覧表

各キャリアが得意な電波(バンド)は以下のようになっています。

docomoauSoftBankRakuten
Band 1
(2.0GHz)
Band 3
(1800MHz)
Band 8
(900MHz)
Band 18/26
(800MHz)
Band 19
(26でも可)
(800MHz)
Band 21
(1.5GHz)
Band 28
(700MHz)
Band 41
(2.5GHz)
Band 42
(3.5GHz)

上の表で「◎」になっているものに対応する中古スマホを買えば安心です。

そしてこの中で「800MHz」や「900MHz」の電波が、

「広範囲に届き障害物に強い」という「プラチナバンド」

と呼ばれる「特に得意な電波」になります。

できるだけ「特に得意な電波」である「プラチナバンド」にも対応した中古スマホを選びましょう。

例えば、

  • 「docomo」
  • 「ahamo」
  • 「docomoの電波を使う格安SIM」

などを使っている場合は、

バンド 1, 3, 19(26)などに対応している中古スマホなら安心

という感じになります。

ちょっとややこしいですが、「バンド26」があれば

auのプラチナバンドである18

や、

docomoのプラチナバンドである19

にも対応します。

18や19に対応と記されていないスマホでも26が対応ならOKです。

ここまで書いておいてなんですが、

都市部なら「プラチナバンド非対応」でも結構使えます

実際に筆者が試した感じでは「バンド1」さえあれば結構つながる感じでした。

しかし、

山に入ったら使えなくなりました!

そのため地方に遊びにいったりするときは気をつける必要があります。

ということでやっぱり「プラチナバンド対応」のスマホが安心です。

ちなみに楽天モバイルは「バンド3が必須」のほか、

「バンド18か26」に対応していないとまだまだ使い物にならない

ので、気をつけてくださいね。

5Gも使いたい場合は次の項も参考になさってください。

各キャリアが使う5Gバンド

「5Gも使いたい!」という場合は「5G対応バンド」もチェックする必要があります。

「各キャリアが使う5Gのバンド」は以下のようになっています。

n77au
Rakuten
SoftBank
n78docomo
au
n79docomo
sub6のバンド
n257docomo
au
SoftBank
Rakuten
ミリ波のバンド

例えば、

  • 「docomo」
  • 「ahamo」
  • 「docomoの電波を使う格安SIM」

の場合は「sub6」という電波の、

「n78, n79」に対応していれば5Gも使えます。

また、「超高速な5G」が使える「ミリ波 n257」にも対応していると文句なしです!

しかし「ミリ波」は使える場所がかなり少ないので、そこまで気にしなくても良いでしょう。

上記のほか「auとSoftBank」では「n3, n28」に対応したスマホで、

「転用5G(4Gと同程度の速度)」を利用することもできます。

「n3, n28」に対応していれば5Gが使えるエリアは広がりますが、旨みはあまりありません。

「ミリ波」同様「n3, n28」についてもそこまで気にしなくていいでしょう。

スマホが対応する「バンド」をチェックしてみよう!

スマホが対応する「バンド」をチェックしてみよう!

ここにある各社のリンクから

各キャリアで販売されたスマホが「対応するバンド」

をチェックできます。

まずは今使っている回線(SIM)がどの会社か?を確認し、

「各キャリアが使うバンド一覧表」で得意なバンド(◎になっているもの)

をチェックしてください。

そして下記のリンク先で購入候補の中古スマホをチェックし、

「対応バンド」と照らし合わせます。

その結果「自分が使っている回線」と「対応バンド」マッチングすればOKです。

docomoのスマホ

docomoから販売されたスマホは以下から対応バンドを確認できます。

auのスマホ

auから販売されたスマホは以下から対応バンドを確認できます。

SoftBankのスマホ

SoftBankから販売されたスマホは以下から対応バンドを確認できます。

Rakutenのスマホ

楽天モバイルは機種ごとの「スペック詳細ページ」の「対応周波数」で確認する必要があります。

下記は「Rakuten Hand 5G」のページです。

「対応バンド」についてのまとめ!

「対応バンド」についてのまとめ!
  • Androidは要チェック
  • iPhoneは気にしなくてOK
  • 各キャリアに得意な電波がある
  • 得意な電波に非対応だと一部で困る

以上を踏まえて中古スマホを楽しんでもらえればと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA